アフィリエイトに優れたライティング能力は必要ないと思っていますが、リンク対策(人工リンク、中古ドメイン、ソーシャルリンク等)を除けばライティングは検索で上位表示をさせるための大きな要素になる、と思っています。
なので私はライティングにはそれなりに力を入れるようにしています。
(と言っても100点を追いかけるのではなく効率重視で60~70点を目安に作るようにしています)
自分で記事を書く場合は「どのような記事を書くか」、「どのような構成で行くのか」を自分で考えながら、
「なんとなくこんな感じかな」
という感じで自分の頭の中で作っていけば良かったわけですが、最近記事の外注化を進めていくにあたって「どのような記事を書くか」、「どのような構成で行くのか」を伝えなければいけないためちょっと言葉でまとめることにしました。
情緒的と論理的
情緒的とは言い換えるなら感情的、対義語に位置するのが論理的です。
情緒的な文章は感情を訴える文章で例えば、
- これを選んで良かった
- こういうことがあって腹が立った
- こういうのがあったら良いな~と思った
- こう感じるからこっちの方が良い
のような感じ。
逆に論理的な文章は、
- こっちよりこっちの方が値段が安い
- この商品はこんな機能がある
- 価格重視ならこちらを選ぶべき
のような感じ。
情緒的な文章は事実ではなく、自分(または他人)が思ったことや感じたこと。
論理的な文章とは単に事実を述べることを指します。
情緒的と論理的の具体例
「格安SIMよりキャリアの方が良い」というテーマでそれぞれ情緒的な文章、論理的な文章を書いてみるとこんな感じ。
情緒的
格安SIMが流行っているようですが、私はキャリア、つまりドコモやau、ソフトバンクをお勧めします。
例えば格安SIMは壊れた時に困ります。
スマホ壊れた時どうすれば良いのか分からない。
月額料金払い損ねた時どうすれば良いのかわからない。
スマホの使い方わかんなくなった時どうすれば…
キャリアであればそういう時にショップに聞きにいくことができますが、格安SIMにするとそれがなくなって困ります。
確かに月額料金は安くなるかもしれない。ですが不便になります。
私は前に格安SIM使ってたけどこれが嫌でキャリアに戻しました。
だから多少高くても格安SIMよりキャリアの方が良いですよ。
論理的
格安SIMが流行っているようですが俺はキャリア、つまりドコモやau、ソフトバンクをお勧めします。
何故なら格安SIMは月額料金が安い分、サービスの品質は下がっているからです。
まず実店舗がほとんどないという不便さがあります。
例えばスマホが故障した時、格安SIMだと再び使えるようになるのに数日かかります。多くの格安SIM提供業者では一緒に購入したスマホの補償サービス等がありますが、いずれも郵送のため数日は掛かかります。
一方で実店舗があるキャリアのスマホなら店舗に足を運んでその場で代替え機を借りることが出来ますよね。
また、通信が突然繋がらなくなった、電話が出来なくなった、等のトラブルがあった時、格安SIMだと電話対応になるため原因を発見しずらいです。
店舗があれば持ち込んですぐに現象を確認、対応が可能ですよね。
サービス面から見れば格安SIMよりもキャリアの方が良いです。
※例文は適当なので深く考えないでください。
※どちらの方が良いというのではなく使い分けの話をします。
情緒的の方が上がりやすい印象
あくまで体感的な話になってしまうんですが、情緒的な文章で書かれた記事の方が「同様条件、同等レベルの記事」であれば上がりやすいような気がします(もちろん検索ワードによります)。
情緒的な文章で書かれた記事というのは感情的な表現が多いという意味だけではなく、論理的な文章、記事の中に情緒的な表現が入っていたり、また記事のテーマそのものが情緒的なものだったりもします。
「格安SIMに乗り換えるべきか」
「格安SIMに乗り換えて失敗したと思った理由」
のような記事は書き手の考え、感情を表しているわけですから感情的、情緒的な記事となります。
また、「〇〇とは」のような論理的な展開が重要な記事でも、加えて情緒的な文章が入っていると上がりやすい傾向にあると感じます。
情緒的な記事は差別化しやすい
情緒的な記事の方が上がりやすいと感じた理由は差別化がしやすいという理由からです。
論理的な記事は事実を述べるだけの記事ですから差別化をすることが出来ません。
「SIMとは?」
という記事は「SIMとは何か?」を説明するための記事で、SIMそのものが変化しない限り誰が書いても同じになってしまいます。
メリット、デメリットもだいたい同じになります。
格安SIMのメリットは「安いこと」、デメリットは「店舗がないこと」、「カケホーダイがないこと(最近はあるもの出てきたけど)」、「iPhoneがセットで買えないこと」等だいたい誰が書いても同じになってしまいます。
思いつく限り挙げられた網羅性のある記事が前出していて上位表示されていると、コンテンツの力で抜くことはほぼ不可能です。
しかしこれに個人が感じた感情的なメリット、デメリットやエピソード等があれば付け加えることが可能で、他サイトにない情報を提示することができます。
また、情緒的な記事、
「格安SIMに乗り換えて失敗したと思った理由」
であれば失敗したと思った理由は人それぞれあると思いますので差別化が可能です(もちろんテーマによって差別化が難しいこともあります)。
特に個人ブログや個人サイトは、
「良かったかどうか」
「どっちが良かったか」
「体験談、失敗談等」
うういった情緒的な記事が評価されやすいので、情緒的な記事が重要だったりします。
だけど外注化はしにくい
情緒的な文章は外注化しにくいのが悩みですね。
情緒的な記事は上がりやすいです(もちろんクエリによります)。
なので特にドメインに力がない間は情緒的な記事を入れたいのですが、発注がとてもしにくいです。
というのも情緒的な文章を書けるかどうかは書く人個人の感性(個性)にゆだねられる上に、指示を出せば出すほど感性(個性)が失われるからです。
必要なキーワードの指定、見出しの指定、内容の指定、文字数の指定…
これらをすることでおおよそ希望通りの、予定通りの記事が上がってきやすいですが、指定されることでライター個人の個性、感性が失われてしまいます。
結果、他サイトと差別化ができていない記事しか上がってこないため、ライターの記事が全然上がらない⇒外注化の失敗、となります。
自分で書いた記事は上がるけど、外注に依頼して書いた記事は上がらず、外注化を断念したという人はおそらくこれが原因なんじゃないかなと思います。
SEOライティングはある程度情緒的な文章が必要です。
情緒的な、個性的な文章を外注化する方法についてはまた次回にでも。
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