使ったことのない商品をブログで勧めることはできないと言っている人を何度か見かけたのでちょっと言いたいこととか書きます。
私は現在インターネットの回線やSIM、転職ジャンルを中心にやっているんですがこれらは実際使ってみたりするのが結構困難です。
ネット回線やSIMは多少試して使うことができるんですが毎月コストが掛かる商品なので何回線も持って比較するなんてことは出来ません。
転職案件はお金はかかりませんが、私は地方に住んでいるので転職エージェントどころか一般の求人サイトを使っている人さえほとんどいません。最近はリクナビあたりで求人が増えてきたけど私が就活する時はネットで仕事探すなんてことはあり得なかった。
という感じで今自分が扱っているアフィリエイト商材のほとんどは自分で使ったことが一度もない商材になります。
でもこれって多分普通なんですよね。
カードローンとかFXとかならまあまだ自分で契約してみたり出来ますが人気ジャンルの看護師求人とか脱毛とか、女性ならともかく男性はほとんど使ったことないと思います。
でも使ったことのない商品をアフィリエイトするのって少し難しいって感じる人は結構いるんじゃないかなと思います。
レビューがなくてもだいたい売れる
商品を買う前に、
「良さそう!」
「欲しい!」
「すげーイイ!」
ってことありますよね。
例えば電気屋さんで家電製品を選ぶときって、多分ほとんどの人が製品のスペックを見ると思います。
パソコンならCPUがどうとかメモリが何GBとか、オーブンレンジならスチーム式なのかとか何が作れるとか、そういうとこ見るじゃないですか。
「CPUがcorei7でメモリ8GB!スゲーサクサク動きそう!欲しい!」
で…
私達がパソコンを選ぶ時ってその店員さんが使って良かったと言っているとか、気にしますか?
おそらく大多数の人が使って良かったかどうかなんて気にしないと思うんですよね。
パソコンに限らずエアコンとか、ホットカーペットとか、IHとか店頭で試しに使うことが出来ない商品でも普通に売れるんですよね。
アマゾンとかもレビューがありますが、私を含めレビューをほとんど見ずに買う人って多いと思うんですよね。★だけ見るとか。
だから別に実際に使わなくても売れますし、むしろ実際に使った人の意見がないと買わないと決め込んでいる人はごくごく少数だと思います。
じゃないと自分のサイトから成約しない。
どうやってアフィリエイトしていくか
じゃあどうやって売っていくか、ですが私の場合、
1.客観的な数値、事実を並べる
2.サービスの存在を気づかせる
という二つの方法を行っています。
客観的な数値、事実を並べる
例えば、「安い」という訴求は別に使わなくても価格は分かるので使わなくても問題ありません。
また、「機能面」についても販売者が使う前からしっかり広告ページで教えてくれているので使わなくても問題ありません。
軽いかどうか、重いかどうかもスペック等を見ると「g」で表示されているわけですから、身の回りの同等の重さを比較対象にすれば判断出来るわけです。
むしろ、
「使ってみたらとても軽くて良かった」
よりも、
「〇〇gなので△△と同じくらいの重さです」
の方がユーザーには伝わりやすいですよね。
「使って良かった~」
という訴求は実際に使わなければできませんが、
「一番安い」
「一番速い」
「一番軽い」
「一番小さい」
「○○が付いて使い勝手が良い」
「○○含有量No.1」
という訴求は別に自分で使ってみなくても分かるので訴求可能です。
サービスの存在を気づかせる
サービスの存在を気づかせるというのはそのサービスを知らない人に「こういうサービスがある」と気づかせて訴求していく方法です。
無料一括査定や一括見積、転職サイト、資料請求等の無料案件はこの方法で集客して成約することが多いと思います。
例えば自動車保険の一括見積に申込をする人は、おそらく大半がそのアフィリエイトサイトを見るまで自動車保険の一括見積サービスがあることを知らない人です。
「○○ 転職」というキーワードで流入して成約した転職案件も、その成約したサービスの存在を知らなかったという人が多いでしょう。
「SE 転職」⇒SEの転職に特化した転職サービスがある
という感じでそのサービスの存在を知らせることで成約に結びつきます。
倫理的にどうなのとか思っちゃう人
「自分で使ったことない商品を勧めたくない」
「自分で使って良いと思った商品しか勧めたくない」
と思う人、言っている人って結構多いですよね。
その気持ちわからなくもないです。
が、この「自分が良いと思った商品しか勧めたくない」という考え方は場合によっては書き手の単なるエゴとなってしまいます。
例えば自宅でauひかりを使っていて、auひかりが一番良いと思っているから、
「光回線はauひかりが一番おすすめだ!」
と売り込むとします。
しかし必ずしも自分が良いと思った商品が読み手によっても良い商品であるとは限りません。
auひかりは良いサービスですが名古屋に住んでいる人にとっては何の関係もありません。エリア対象外だからです。
なので一番オススメの光回線としてauひかりをお勧めされても愛知県に住む人は「クソかよ」と思うでしょう。
たとえエリアが入っていても、ドコモを使っている人はドコモ光、ソフトバンクを使っている人はソフトバンク光にすれば割引が効くのでその方が良いでしょう。
自分が良いと思って「光回線はauひかりが一番おすすめだ!」と勧めても場合によっては不誠実で不親切な記事となってしまうわけです。
ブロガーがアフィリエイトが苦手なわけ(おまけ)
自分の意見や考えを主張することを目的としているブロガーはアフィリエイトが苦手です。
成約型のASP広告に移行しようとしてもなかなかうまくいきません。
何故なら自分の意見や考えを主張することを目的としているブロガーはやはりアフィリエイトでも自分の意見や考えを主張するからです。
もちろんそれが必ずしも悪いとは限りません。
人によってはその方が売れることもあるでしょう。
しかし大多数のブロガーはそれが当てはまりません。
何故なら大多数のブロガーの大多数の読者はブログの管理人のことを知りませんし、信用していないからです。
全然知らない、信用していない人が「これが良い」、「これがおすすめ」、「私は買って良かった」と言われても、
「単に売りたいだけでしょ。」
とユーザーは思ってしまいます。
読者から信用されたくて、
「自分で使ったことない商品を勧めたくない」
「自分で使って良いと思った商品しか勧めたくない」
と考える人がいますが自分が良いと思った商品しか勧めない方が逆に信用されないことの方が多いのです。
コメント
アフィリエイトをやり始めて、モヤモヤしていた事がこの記事を見てスッキリしました!ありがとうございました!
[…] […]