申しおくれました。エルモです。
先日、下手なブロガーが書くレビュー記事は何故売れないのかという記事を書いたら賛同する声と同時に、
「じゃあどうやったらCV(コンバージョン)するねん!」
という声も頂きました。
下手なブロガーが書くレビュー記事は何故売れないのか | アフィリエイトボンバー http://t.co/hi3WkfcIeM 結局どうしたら売れるんですか!! それがわかったら苦労しないってね(›´ω`‹ )
— トイガー (@torapple) 2015, 9月 13
これ以降私はCVR(コンバージョン率)を上げるためにはどうすればいいか、またそれをどう伝えればいいのかずっと考えていたわけですが、これ非常に難しい問題ですよね。
アフィリエイトでCVRを上げる方法をググってみても意外と有益な情報は少なく「どないするねん!」と思う気持ち激しく分かりますし激しく同意です。
しかしここ最近少しずつわかってきたことがありますので書き留めておこうかと思います。
CVRは何故違ってくるか
アドセンス等のクリック型報酬の場合、クリック数が増えれば増えるほど報酬は増えます。表示される広告によって単価は違えど基本的にクリック数が10回より20回の方が報酬は多くなります。
しかし成果報酬型のアフィリエイトの場合10回のクリックより100回のクリックの方が報酬が高くなるということはありません。
100回のクリックで1件成約した場合より10回のクリックで2件成約した場合の方が報酬は大きくなります(同じ単価の場合)。
アフィリエイトをやっていてある程度成果が出てくると記事やプログラムによってCVRが大きく変わってくることに気づきます。
100回のクリックで1件くらいしか成約しないモノもあれば10件近く発生するモノもあったりします。
下の画像は今月の発生したプログラム別の件数とクリック数を抜粋したものです。
300回以上クリックされて5件しか発生していないプログラムもあれば40回程度のクリックで6件発生しているモノもあります。
この違いは何なのか?
それは大きくわけて二つ。
一つは流入キーワード、もう一つはプログラムそのものの違いだと気づきました。
※プログラムの選び方については今回は書いていません。
CVRの高いキーワードと低いキーワード
アドセンスはクリック数が重要ですが成約しないと意味がない成果報酬型のアフィリエイトではクリック数はそれほど重要ではありません。
しかしどのようなキーワ―ドでクリックされたかがとても重要です。
成果報酬型のアフィリエイトが苦手な人はおそらくこの「どのようなキーワードで流入しクリックされたか」をあまり考えていません。私もそうでした。
アフィリエイトにおいて流入があった検索ワード(以下検索クエリ)は店舗ビジネスで言う客の種類のようなもので、それぞれ検索クエリによって購買意欲が変わってきます。
量販店等の店舗では買うと決めて訪問した購買意欲が高いお客さんは当然購入する可能性が高く、下見やついでに寄っただけのお客さんは見るだけで帰ることが多いです。
検索クエリにも同じように検索するワードによって購買意欲が違ってきます。
例えば、
- 商品名 価格
- 商品名 安い
- 商品名 評判
- 商品名 比較
- 製品名 おすすめ
のようなワードはその商品を購入しようと考えている人が検索するワードなのでサイトに訪れる人は必然とアフィリエイトリンクをクリックする購買意欲の高いユーザーが中心となります。
逆に、
- 商品名 使い方
- 商品名 解約
のようなすでにその商品を使っている人が検索するワードで流入があっても成約する見込みはほとんどありません。
例えば自動車保険のアフィリエイトサイトに「事故した時に保険を使うか」のようなワード流入してもほぼ成約は見込めません。
ということがどこかのサイトに書かれていたけど思い出せない。
成約しやすいワードを狙うべき?
「商品名+評判」等の成約しやすいキーワードで上位表示すると驚くほど成果が上がります。
8月は私が運営するサイトが「商品名+評判」で2位につけていたためその記事だけで30万くらい発生があったりしました(キャンセルボンバー絶賛開催中ですが泣)。
多くのアフィリエイターが検索順位をとても重要視していて狙ったワードを上げるためにサテライトサイトを作ってバックリンンク貼ったりする理由がわかりました。
しかし私はこの2位だったワードが3位に下がったことと、それでもあまり影響が出なかったことからホワイトハットでサイトを作るならあまり成約しやすいキーワードを意識しなくてもいいかなと思いました。もちろんそりゃあ上がってくれることに越したことありませんがw
成約に近いワードは落ちたら終わり?
成約に近いキーワードで上位表示されるとCVRは爆発的に上がります。もちろんライティング技術も重要ですが「これまじかよ?!」ってくらいCVします。
しかし「○○ 評判」や「○○ 比較」のようなキーワードは誰でも思いつきますし参入障壁が低いアフィリエイトは次々と新しいサイトが生まれるのでいずれ抜かれます。だからガッツリバックリンク貼ったりするんです。
そうなるとグーグルとの戦いが始まります。如何にグーグルにばれずに自演リンクを貼って、ペナルティをくらったらリンクを剥がして落ち着いたらまた貼る。
成約に近いキーワードで上位表示されると爆発的に売り上げが上がるのでたとえ一時的なモノでも大きく稼ぐことが出来ます。
そういった稼げるキーワードの上位表示に注力する手法は速く効率的に稼ぐことが出来ますが順位が落ちたら一瞬で100から0になったりします。
ホワイトハットとロングテール
私はキーワードをあまり意識せず成約からはやや遠いミドルワードやスモールワードから流入を集めるいわゆるロングテールSEOとか呼ばれる手法を中心に行っています。
ロングテールで拾うとある特定の検索順位が落ちてもPVにそれほど影響を及ぼさないことがあります。
下の画像は商標+評判で7月~8月終わりくらいまで2位だったんですが9月に入る前に3位に落ちたページのPVです。
検索順位2位のクリック率は約14%、3位は9%と言われていますが順位が落ちてもほぼ横ばいを保っています。
成約数はほぼ2位だった8月が17件、3位に落ちた9月が16件でした。
特定のキーワードで順位が落ちても他のミドル、スモールワードで順位が上がったためPV、CVともにほぼ横ばいを保つことが出来ました。
ただPVが下がっていなくてもCVしやすいキーワードでの流入は減っているので成約数は大きく減ることを予測していたんですが・・・良かったです・・・w
ホワイトハットサイトの場合どうしても競合の多いキーワードで上位表示するのが難しいです。
しかし競合の多いキーワードで上位表示しなくてもミドル、スモールワードでたくさん拾えばPVも増えてきて次第に成約も上がります。
ただ、成約から遠ければ遠いほど当然CTR、CVR共に低くなります。
そのためホワイトハットサイトで成約率を高めるには特に成約までの導線が重要になる、ということが最近分かってきました。
(余談ですがこの商標+評判サイトで私が抜かれたサイトはほぼバックリンクなしのホワイトサイトでした。現在価格コムも抜いて一位になっています。下位にはブラックSEOのサイトがたくさんいます。)
CVまでの導線
比較、評判等の購買意欲の高いクエリでの流入があれば一番早いんですがそれらのワードは競合がひしめいていて上位表示するのが難しいです。
そのため私は成約から遠いミドル、スモールワードからの流入させ、それをサイト内で成約に繋げることが出来ればホワイトサイトでも稼げるのではと思うようになりました。
例えば転職案件なら競合の少ない「面接 逆質問」や「就職試験 作文」等のキーワードで就職、転職活動をしている人を集めサイト内で転職案件に繋げるようにしています。
その繋げる方法は二つあって一つはそのページ内で繋げる方法、もう一つは比較ページ等に飛ばす方法です。
流入ページからCVに繋げる
ブロガーの多くはこの方法でアフィリエイトをしています。
仕事辞めても大丈夫だよ~的なワードから下部に転職案件を貼る感じ。
「ソフトバンク2年経つけど料金はどうなるのか」というページに「この際だから格安SIMに乗り換えましょう」
こんな感じでSIM案件やっています。
この手法のメリットはユーザーの出口(離脱)を減らすことが出来ることと最小限の行程でLP(ランディングページ)に誘導出来ることです。
しかし一方で元々成約から遠いクエリの流入なので興味本位やなんとなくでクリックする人が多いのでCVRを上げることが難しいです。
成約ページに誘導する
もう一つは流入があったページから比較や評判、詳細等の成約率の高いページに誘導する方法です。私は最近この手法を取り入れるようになりました。
「ソフトバンク2年経つけど料金はどうなるのか」というページに格安SIMの比較ページへ誘導するリンクを入れたりするイメージです。
この手法では直でアフィリエイトリンクを貼るよりも成約までの間にクリックしなければならない回数が増え、離脱する機会が増えるというデメリットがあります。
が、興味がある人しかそのページにいかない、つまり比較的購買意欲の高いユーザーしか流入がないためCVRは上がります。
アフィリエイトの経験は決して長くはありませんが成約させるコツはどうやら購買意欲の高いユーザー、成約する可能性のあるユーザーをいかに集めるかがキモなのではないかと思います。
さらに成約させたいページそのものの順位も上がる可能性があるため比較ページ等を作ることはメリットが多いです。
まとめ
アフィリエイトを本格的にやるようになってまだ10カ月程度ですが一つ明確に分かったことは、購買意欲の高いユーザー、成約する可能性の高いユーザーを集めることがCVに繋げるための最善策であるということです。
よく『10倍売れる魔法の文章術』的な書籍があったりしますが、確かにライティングの上手い下手で大きな差がつくことはありますが魔法のように成約させる方法なんてありません。
稼いでいると言われるサイトを見てもそれは明らかで、下手なライティングはあっても人を操るような優れた文章を書ける人なんてほどんどいないと思います。
では稼げるサイトとそうでないサイトの違いは何かというと、ユーザー層が違います。
英語のeラーニングの教材を売りたければ、趣味で英語を学びたい人よりも会社の出張で英語が突如必要になった人を集めた方が成約率は高いはずです。
売れるサイトは買いそうな人を集めて売れない人は買いそうにない人を集めている。そこが大きい違いかなと思います。
もちろんライティング技術も重要ですよ。
アフィリエイトって奥が深いですね。
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